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認知症
認知症には下記のような症状があります。
(ア)アルツハイマー型認知症
短期記憶障害をはじめとする認知機能障害により日常生活や社会生活に支障をきたし、緩徐な進行と、局所神経症候を伴わない事が病態の基本となる。
(イ)(びまん性)レビー小体病
幻視・認知機能の急激な変動などが特徴的な認知症。パーキンソン病で見られるレビー小体が脳内に認められ、パーキンソン病の症状も見られる。認知症を合併したパーキンソン病との境界はあいまいである。
(ウ)認知症を伴うパーキンソン病
パーキンソン病は、高率に認知症を合併する。
パーキンソン病の約40%に認知症が合併していた。約30%というメタ解析データもあり、その研究では全認知症症例の3.6%がパーキンソン病であった。 パーキンソン病患者は、認知症を発症するリスクは、健常者の約5-6倍と見積もられており、パーキンソン病患者を8年間追跡調査した研究では、78%が認 知症を発症した。
(エ)前頭側頭型認知症
かつてピック病と呼ばれていた若年性で初期から性格変化をきたす認知症は現在はFTDと呼ばれている。また広義の概念として前頭側頭葉変性症があり、意味性認知症や進行性非流暢性失語、特発性進行性失語、進行性核上性麻痺なども含まれる。