千代田区にお住まいで年金事務所で受給は難しいと言われたがうつ病で障害厚生年金３級の認定を受けた事例

１　相談者

男性（３0代）会社員
傷病名：うつ病
受給決定した障害年金：障害厚生年金３級
年金受給額：年額約８６万円

２　ご相談者の状況

インターネットで障害年金のことを知り、いろいろな障害年金サイトを見たが、東京障害年金相談センターのページがうつ病について一番詳し記載されており、受給事例も多かったので迷わず連絡をしました。会社員として勤務しているが、意欲低下や集中力が続かず仕事のミスも多く発生してしまい何度も欠勤や早退を繰り返しながらようやく勤務をしていた状況であった。年金事務所の相談では、勤務をしているのであればうつ病での障害年金を受給することは難しいと言われたが、今後の体調のことも考えると不安が強く、うつ病による症状で本当に勤務出来なくなってしまう前に障害年金の申請を済ませておきたいと行く気持ちを抑える事が出来ず色々なインターネットのサイトを見て相談先を探していました。

３　相談からの申請迄のサポート

ご相談にご来社された時には元気があまりなくお話する声も小さい状態であった為、何とか年金受給を実現出来ないかと申請準備を入念に行うことにしました。
先ず、最初に体調を崩して受診した当時から現在までのうつ病の病状の推移、医師からの診断内容、治療内容等を時系列で詳細にヒヤリングしたところ、勤務はしてはいるものの生活の為に仕方なく無理をして出勤している状況であることが判明しました。うつ病等、精神疾患の障害年金の認定審査では、病状を証明する医学的な検査データが取れないことから病気により日常生活上の支障の程度を厳密に審査することなっています。その為、医師の作成する診断書も単に病名や治療内容や病状の経過等を記載したものではなく、労働能力を含めたうつ病を抱えての日常生活上の活動能力全体についての細かな記載が必要になります。精神科の医師は多忙であり、患者の診察時間は限られており、薬の話が中心となる場合が多い為、患者の日常生活能力については、患者から詳しくヒヤリングをしない限り実態を正確に反映させた診断書を書くことが困難となる場合が多く見受けられます。当センターでは、医師にうつ病の診断書の作成を依頼する際に患者の日常生活活動能力について詳細にヒヤリングし、その内容を医師へ文書にて伝えたうえで診断書の作成を依頼しております。また、出来あった診断書の記載内容も確認し、必要であれば、より詳しい記述内容へ追記を依頼するなどしてご依頼者の障害年金の受給可能性を高めるご支援をしております。今回も医師へは十分な情報提供をして診断書を作成して頂くことが出来ました。

４　結果

うつ病による障害年金申請書類が受理されてから３か月後には年金決定の連絡文書が日本年金機構から郵送されてきました。審査の結果、障害厚生年金３級が決定し、年額約８６万円の年金受給となりました。

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