台東区にお住まいの方で関節リュウマチで障害基礎年金2級の認定を受けた事例
1 相談者
女性(30代、会社員)
傷病名:関節リュウマチ
受給した年金種類と等級:障害基礎年金2級
年金受給額:約78万円
2 ご相談者の状況
高校時代、私は両膝に痛みを感じ始め、地元の整形外科で診察を受けました。しかしその後すぐに、両手の指にも痛みが現れるようになりました。そこで、紹介された大学病院で診察を受けると、私は関節リュウマチと診断されました。
治療としては、ステロイド剤を継続的に服用することが求められました。しかし、病状は次第に悪化し、結局、両膝については人工関節置換術が必要となりました。その数年後、今度は右手の指についても同様の手術を受けることになりました。
私の職業は会社の人事部で、主にデスクワークを行っています。そのため、関節リュウマチの症状が仕事に直接的な大きな影響を与えることはなかったのです。しかしながら、日常生活でのさまざまな動作には大きな影響を与え、非常に困難を伴うようになりました。
特に料理をする際には、指に力を入れることが難しく、固い食材を切ったり、重いものを持ったりすることができません。例えば、大根やジャガイモといった硬い食材を包丁で切るというシンプルな行動すらも困難です。また、重い鍋や食材を持ち上げることも難しく、これらの行為は日常生活での大きな支障となっています。
私の体験を通して、関節リュウマチは一見すると仕事に影響を及ぼすような病気ではないかもしれませんが、実際には日常生活のさまざまな面で大きな困難を引き起こす病気であることを理解していただきたいです。重いものを持つ、硬いものを切るといった日常的な行動が困難になると、生活の質が大きく低下します。このことを考えると、我々が身体の健康を大切にすることの重要性を再認識することができます。
3 相談からの申請迄のサポート
初めて関節痛を訴えた際に受診した整形外科からの診察記録が必要となったのですが、既に20年近くの時間が経過しており、カルテが保存されていない状況でした。診療記録の証明書発行が不可能であることから、当初の受診状況の証明が困難になりました。
そこで、その後紹介されて受診した大学病院にて確認したところ、幸いにも初めての整形外科からの診療情報提供書がカルテと一緒に保存されていることが判明しました。その提供書を詳しく見ると、初めての整形外科での初診日が記載されていました。この情報が初診証明書として使えると考え、これを提出することにしました。
次に、関節リュウマチによる障害年金申請では、肢体の障害の診断書が必要となります。日常生活動作の判定や筋力・関節可動域の測定など、審査で重要視される要素については、医師に十分注意を払って記録を作成してもらうよう依頼しました。
さらに、日常生活動作は審査において特に重要な視点となります。そのため、病歴や現在までの身体の状態の変化を時系列で詳細に記載し、これを病歴状況等申立書として申請に添付しました。具体的な状況や困難を具体的に示すことで、私の障害が日常生活にどのような影響を与えているかを明確にすることができました。
これら一連の流れを通じて、年金申請の過程は決して容易なものではないことがわかります。しかし、綿密な準備と注意深い記録により、申請者自身の状況を正確に伝え、必要な支援を受けることができるのです。この過程を通じて、私たちは障害者が直面する困難と、それに対する社会的な理解と支援の必要性を理解することができます。
4 結果
年金申請の後、初診日にはまだ厚生年金の加入者ではなく、国民年金の加入者であったことが明らかになりました。これに対応するため、年金の判定変更を行いました。しかし、それ以外に訂正や追加書類の要求はありませんでした。
結果的に、申請を受けてから約4ヶ月後に、障害等級2級の認定を受けることができました。初めは、障害者雇用枠で働いているため、年金受給が難しいのではないかと心配されていました。しかし、結果として年間約78万円の年金受給が認められ、お客様はこの結果に大変喜んでおりました。
障害年金申請の過程は複雑であり、さまざまな事項を精査しなければならないことが分かります。しかし、必要な手続きを適切に行い、必要な情報を提供すれば、適切な支援を受けることが可能です。また、障害者雇用枠での勤務が年金受給の障壁になることはないことも、この結果を通じてご理解いただけるかと思います。
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