荒川区にお住まいでうつ病(自閉症スペクトラム、適用障害含む)で申請し 遡って5年分の障害年金を受給出来た事例
1. ご相談者
女 性 25歳、無職
傷病名 うつ病(自閉症スペクトラム、適用障害含む)
受給した年金種類 障害基礎年金2級
年金額 年額約78万円
遡って受給出来た金額 約390万円
2. ご相談者の状況
最初のご連絡は、お母様からのお電話で娘の病名は脳髄液減少症で障害年金を受給したいとのご相談でした。
当センターへは、お母様とご本人のお二人でご来社され、2年前に都内の専門病院で脳髄液減少症の手術を受け、退院後は頭痛や強い倦怠感食欲不振、強い不安感等が続いており、自分の将来に対して希望を持つことが出来ない。ほとんど終日家の中で過ごしており、怖くて一人では外出出来ない状態で仕事に就くことも不可能とのことでした。
25歳の若い女性が、終日外出も出来ず将来に対する希望を持てない状態であることは相当辛いことであり、医療費も高額で
あることから早急に障害年金を受給出来るようご支援をさせて頂くことになりました。
3. ご相談から申請迄のサポート
日常生活状況の詳しいヒヤリングの後、手術を受けた病院で診断書を作成してもらう為の準備を進めたところ、医師から障害年金の診断書は作成出来ないと言われてしまったとご連絡を受けました。理由をお母様に確認したところ、医師から通常の診断書は作成出来るが、障害年金申請用の診断書は書けないと言われ詳しい理由は、聞いていないとのことでした。
そこで再度、ご本人のこれ迄のご様子を改めて詳しくお聞きしたところ、幼少期から強いこだわりがあり、小中学校の時から学校生活になじめずいじめを受け不登校が続いており、小児専門病院を含めて複数の通院歴があり自閉症スペクトラムによる知覚障害や発達障害、適応障害等の病名で複数の病院から診断を受けて来ていたことが判明しました。最終的には、現在のお身体の不調が脳髄液減少症からではなく、精神疾患から来ていることが分かり、複数の症状を併せ持ったうつ病での申請へと申請準備を切り替え、遡り請求が可能と推測しました。
申請方法も事後重症請求から20歳前障害での遡及請求へ変更し、20歳当時の通院先病院からの診断書と現在受診している病院からの診断書と2枚の診断書を作成依頼すると共に、出生時から現在迄の自閉症スペクトラム障害や適用障害と診断された時の状態や日常生活状況の推移を詳しくヒヤリングして丁寧に病歴状況申立書を作成して申請手続を行いました。
4. 結果
申請後訳3か月後に 無事に障害基礎年金2級の認定決定となり、遡っての認定が認められることになりました。年金額は年額約78万円が決定し、別途遡って5年分の年金が一時金として約390万円支給されることになりました。
当初は、お母様の判断で脳髄液減少症で障害年金の申請をお考えでしたが、医師が診断書を書けないことをきっかけに再度、詳しいヒヤリングをしたところ本当の原因は、精神疾患であったことが判明しましたが、障害年金の申請は、一過性のご状態だけで申請準備を考えると間違った申請となり、障害年金を受給出来ない結果となってしまう場合がありますので複数の病状を併せ持っている場合は慎重に準備を進めていくことが大切です。
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