宮崎市にお住まいで発達障害で遡り３級の認定が取れた事例

ご相談者

男性（２０代、会社員）

傷病名：広汎性発達障害

受給した年金種類と等級：障害厚生年金３級、

年金受給額：約６４万円

遡及認定額：１８０万

ご相談者の状況

高校卒業後、一般企業に就職をしたが上司や先輩社員の指示を取り違えてしまったり、何度も同じミスが続いたことから、職場では人間関係が悪くなってしまった。

また、仕事も任せてもらえなくなってしまい、会社に居辛くなり、退職を余儀なくされてしまった。その後もアルバイトを転々としながら就職活動を続け、一旦は就職できるものの、入社して半年くらい経過するうちに仕事のミスが多発し、上司からの指示の取り違えや理解不足が原因で職場が長続きしない状態が続いていました。現在勤務している職場は農協（ＪＡ）の共済保険の代理店で保険契約者との連絡が仕事の中心であるが、契約者からの連絡を忘れてしまったり、内容を取り違えるなど、仕事のミスが続いています。このままだと自分の将来が心配になり、発達障害で障害年金を受給できることをインターネット見て、地元の社会保険労務士事務所に数件に連絡を入れたが、いずれも受給出来ないと言われてしまった。最後の望みとして発達障害で受給事例を豊富に抱えている当センターにご相談至りました。

相談から申請迄のサポート

まず、ご相談者の幼少期から現在までの発達障害を抱えての生活状況や交流関係、仕事の状況など、詳しくヒアリングしました。その結果、発達障害の申請で障害年金の受給の可能性があると判断し、ご支援の依頼をお受けしました。まず初診証明書の手配から入り、遡及請求の為の診断書の作成を医師へ依頼するとともに、現在受診中の医師に対しても発達障害での障害年金の審査のポイントを説明させて頂き、ご理解を頂いた上で、発達障害の診断書を入念に作成して頂きました。書類の準備から申請完了まで約４ヶ月に日数を要しましたが、無事に申請が受理され審査が進むことになりました。審査の過程で、障害年金センターの審査担当である認定医からご相談者の日常生活状況を詳しく確認したいという要請の連絡が入り、早急に対応致しました。

結果

発達障害による障害年金の申請から４ヶ月後に、無事に障害厚生年金３級の認定が決定いたしました。また、同時に遡及請求が認められ、一時金として約１８０万円の年金受給となりました。ご本人は毎月約５万円の年金ではあるが、今後は障害者雇用枠での勤務に専念することとし、発達障害の自分にとって無理のない働き方をすることにしました。そのため、障害年金が収入を補填するためのものとして大切にしていきたいと仰っておりました。